声を大事にするアパレル企業で育てられた つぶやく「ほしいも」たち
こんにちは。商工振興課の大澤です。今回も市内企業を紹介します!
皆さん「ほしいも」は好きですか?
何を隠そう私、大澤も大好きです。
一つ食べると止まらなくなってしまうんですよね…
そんなあなたにこちら
このパッケージ、見たことありますか?
最近メディアに取り上げられることも多く、見たことある方もいるかもしれません。
名前は「moymo」
かわいいですよね。
思わずパケ買いしたくなります!
ええ、もちろん
取材後すぐに買いました(ムフーッ
この箱には、こんなにかわいらしい「ほしいも」が入っているんです!
小袋一つ一つに「つぶやき」が!
「イヤサレルカ」って…癒されちゃいますね。
このメッセージ、袋ごとに違うんです。
そして美味しい!!
食レポ的に言うと「ふんわりとした触感で、濃厚な甘さと上品な風味が素敵なハーモニーを生み出しています!!」(これであってるのかな…?)
まあ、とにかくオイシイ!!!
このほしいも、パッケージの中でさらにフィルムに包まれていて、直接触ることなく食べられるようになっているんです。手がベタベタしない!
なんてきめ細かい配慮・・・。
そんな、おいしくてかわいい「ほしいも」
「moymo」を作っているのが
株式会社 フクダ さん
なんとアパレル企業さんなんです!
今回はその(株)フクダさんを取材しました。
取材に応じてくださったのは取締役 鈴木さんです。
サツマイモを育てるアパレル企業「株式会社フクダ」
「プリムローズ」と「to blossom」、聞いたことありませんか?
大型ショッピングモールで見かけたことがある方もいるかもしれません。
(株)フクダさんはセレクトショップ型のアパレル企業です。メーカーさんから購入した商品を販売したり、企画した商品をメーカーさんに依頼してオリジナルの商品を作り上げ、販売したりしています。
創業は1972年。
当時は路面店でしたが、徐々に事業を拡大し、
今では関東はもちろん
東北は宮城から、北陸は新潟までお店があります。
現在(株)フクダさんでは
アパレル事業の「プリムローズ」と「to blossom」
そしてサツマイモ事業の「moymo」
3つのブランドを手掛けています。
なんでアパレル企業がサツマイモ?と思いますよね。
実は、新型コロナウイルスの流行の影響で売り上げが落ち込んだ時
コロナ禍でも何かできることはないか、私たちに何かできないかと考え、「サツマイモ」にたどり着いたんだとか。
ひたちなか市と言えば「サツマイモ」。中でも「ほしいも」は美容面や健康面でも人気があり、子供のおやつとしても好評です。
そして、何と言っても「ひたちなかのほしいも」は甘くて・柔らかくて・おいしい!
その「ひたちなか市のおいしいほしいも」をもっと知ってもらいたい。
その「ほしいも」をきっかけに「ひたちなか」を知ってもらいたい。
そしてご覧の通り、思わず手にとりたくなるデザイン。
もらった時に嬉しくなるデザイン。
自分で持っていてもちょっと嬉しくなるデザイン。
こんなデザインができてしまうのも、アパレル事業での経験があってこそ。
パッケージの思わずニヤッとしちゃう「つぶやき」には
おやつとして食べたときに、ちょっとした癒しを与えたいという思いが込められているそうです。
これも、「ひたちなか市のおいしいほしいも」を長く食べてもらいたい。
日々のおやつとして選んでもらいたいという想いから、このデザインが生まれました。
そしてサツマイモのブランド「moymo」が誕生したんですね!
もちろん、今までアパレル事業を続けていたので農業を始めるときは大変だったそう。スタッフの皆さんもびっくりだったようです。
加工場にいたのは・・・!
そんなお話を伺いながら、お芋の加工場も見せていただきました。
加工場へ入ってみると・・・。
ツヤツヤで黄金に輝くホクホクお芋たちが・・・!
そして、社長さんもいました!!!
一緒に加工の作業をされていました。
ちょっと…馴染みすぎていて、はじめに社長さんといわれなければ気が付かなかったかもしれません…。
加工場は和気あいあいとしていて、活気にあふれていました。
思わず大澤も一緒に作業したくなりました。
声を聴く
アパレル事業もサツマイモ事業も、まず社長が中心となってスタッフとともにやってみて、現場を理解したうえで指導やフォローをしていく。本社のスタッフの方々全員が、現場の人の気持ちを理解する。
これをアパレル事業の時から続けてきたからこそ、サツマイモ事業にみんなで取り組めたのだと鈴木さんは言います。
(株)フクダさんでは創業時から「声を聴く」ことを大事にされています。お客様と常に関わりながら、お客様の声をもとに、お客様の求める商品を提供し続けていました。
アパレルの時から、お客様の困りごとや要望を聞いて商品化していたとのこと。そのスキルをサツマイモ事業でも活用したそうです。
「ほしいも」を商品化する前に、たくさんの人に「ほしいも」を食べるときの悩みや「こうだったらいいな」という要望を聞いたそうです。
聞いていく中で、あの個包装にたどり着いたとのこと。
「moymo」の個包装への気配りはたくさんの人の声から生まれていたんですね。
(株)フクダさんでお話を伺う中で、印象的だった「声を聴く」。
現場のお客様の声を聴き、スタッフさん同士の声を聴き、みんなで作り上げていく。
みんなの声を集めて、丁寧に商品を作り上げて入るからこそ、お洋服は素敵に、お芋は甘く仕上がるんですね。
たくさんの人に喜びを与えたい
たくさんの人に喜んでもらいたいという思いから、
商品やサービスを提供されている(株)フクダさん。
お洋服もお芋も商品を通じて愛情をお届けしたい。喜んでもらいたい。
その想いで、一人ひとりお客様の声に耳を傾け、スタッフ同士意見を出し合い、みんなで商品・サービスを育てていく。
一見畑違いの事業でも根っこは同じ
「たくさんの人に喜んでもらいたい!」
声を大事にする(株)フクダさん
(株)フクダさんで生まれるお洋服やお芋たちは
たくさんの声や愛情で育てられ、たくさんの人にその愛情をお届けしています。
アパレルと農業の二つの事業で相乗効果を生みながら、お客様とともに日々アップデートしていく(株)フクダさん。
これからも、喜びを提供していくため、お客様もスタッフも一緒にわくわくできることを作り上げていきたいとおっしゃっていました。
今後の(株)フクダさんのバージョンアップが楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!