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LuckyFes3周年×ひたちなか市30周年対談

今回は、2024年5月8日に行われた、LuckyラッキーFesフェス総合プロデューサー ほり 義人よしとひたちなか市 大谷おおたに あきら市長の対談の様子をお届けします!

LuckyFesの詳細はこちら↓↓

2024年は7/13(土)、14(日)、15(月・祝)の3日間開催予定です!

夏真っ盛り!


今年(2024年)はLuckyFes 3年目ひたちなか市30年目という「3」の年。

そのつながりで、今回の対談が実現しました👏✨

対談の様子は市報ひたちなか令和6年6月10日号にも掲載されているんです↓↓

市報ひたちなか令和6年6月10日号 表紙


市報ひたちなか令和6年6月10日号 特集ページ(2-3面)

……いるんですが!

と~~~っても濃い対談だったので、とてもじゃないですが紙面にはおさめきれませんでした!

ですので、お二人の溢れる想いとお話を、文字制限のないnoteでご紹介させていただきます(`・ω・´)

茨城愛・ひたちなか愛に溢れたお二人の対談をぜひお楽しみください!

お二人とも笑顔が眩しい✨




急成長を続ける音楽フェス


大谷 本日はよろしくお願いします。LuckyFesの立ち上げは、コロナ禍の大変な状況でのスタートでしたね。まずは本当に「茨城のフェス文化の灯を消すな」という掛け声とともにそれを実現された、堀オーナーを含めスタッフの皆さん方の熱意と情熱に改めて感謝と敬意を表したいと思います。

堀 僕は県央育ちなので、ひたちなか市にはもちろん、海浜公園にも思い入れがあります。僕らがやると急遽決めてからの半年間は本当に本業をすべてなげうって、ずっとそればっかりやっていました。音楽業界のことも知らない・経験もない・ノウハウもない・コネクションもないという状況で無我夢中にやったのが1年目で、2万人きてくれたときは本当に涙が出ましたよね。

大谷 そういう意味では本当に手探りで、走りながら考えて取り組んで、実績ができてきた中で、アーティストの反応はいかがですか。

堀 最初は、驚きと、「やるの? 本気で?」っていう感じの傍観者的な感覚と、「できるわけないのに」って感じの、そういう感触でした。そんな中で僕らが多くのアーティストさんに声をかけさせていただいて、その中でも「面白い」と思ってくださる方がいらっしゃったんですよね。その方々に来ていただいて、大事にして、満足していただけるようにしていって、徐々に評判をつくっていったので、アーティストの方々が「出たい」と言い始めてくれるようになり大変嬉しく思っています。

大谷 内容も回を重ねて充実してきていますね。3年目のフェスをどのように考えますか。

堀 昨年、2年目は3daysやって4万2千人。今年は、大草原を使うまた新たなチャレンジをします。海外のアーティストも呼んで、英語化も進めて、海外の方にも来てもらえる形を考えています。3年目はこれから次に向けたステップアップと考えていて、4年目、5年目はさらに拡大させて世界から人の集まる場にしたいです。


アジア最大のテーマパーク型フェスを目指して


大谷 今回のフェスでは海外アーティストも発表されていますね。

堀 日本のフェスでは、K-POPやアメリカのアーティストを呼ぶことはありますが、アジアのアーティストを呼ぶってことはあまり聞いたことがないです。ベトナム、タイ、台湾、モンゴルを含めたアーティストの方々に来ていただくことで、ニュースにもなると思うんですよね。ゆくゆくは10%、20%あるいは30%インバウンドの方々が来てくれるような形にパワーアップしていきたいです。それだけの魅力がある「ひたちなか市」「国営ひたち海浜公園」。茨城空港も割と近くにあって東京からもアクセスしやすい、そして気候も良いし、海も最高に綺麗ですね。この場所で開催できていることには本当に嬉しく、ありがたいと思っています。

大谷 茨城を想って立ち上げたフェスなので、茨城の方々の参加比率が高くなっていますが、今後はより多くの人を集めるため、全国からもしくは海外からも来てもらうようなフェスに育てたいということですね。

堀 そういうことですね。僕らは「LuckyFM茨城放送」で、僕はひたちなか市の隣の東海村出身ということもあり、茨城大好きだし、茨城のおかげで僕が育ったと思っているので、茨城を、世界に知ってほしいわけですね。LuckyFesが有名になってくると、今度はひたちなか市も有名になって、茨城も有名になっていくので、アジアナンバーワンを目指そうと「アジア最大」という言葉を使っています。

大谷 昨年のお客さまの層のデータを少し見せていただきましたが、各世代、割と満遍なくきていただいていますね。

堀 僕はフェス業界イノベーションということを言っていて、フェスというと20代中心で暑くて居場所がない、混雑していて疲れるというイメージがある中で、僕ら(LuckyFes)は、家族の方々を対象としています。木陰の中でテントを張って、キッズエリアもあって、家族でゆったり過ごせる。見たいものが違ってばらばらで動いても良くて、終わった後「これ楽しかったよね」と集まって食事をしながら話したり、アートを楽しんだりと、みんながフェスを楽しめる環境です。子どもが来ることが前提で、小学校6年生以下の子どもは無料、中学生高校生は半額と設定しています。

大谷 私の肌感覚ですとアーティストもそれぞれの年代に刺さる、興味のあるアーティストがいる。おばあちゃんはこの人、娘さんはこの人、さらにお孫さんはこの人みたいな。そういう意味ではすごくバランスが良くなってきているのかなと思いますね。

堀 これがテーマパーク型、来て1日中楽しめて家族との絆も深まって、夏の思い出ができる――こういうフェスを作りたかったんです。今までにないフェスだと思います。ひたち海浜公園にお越しになる方の多くが家族連れだと思うのですが、そういう方々が楽しめるフェスにできたらなと思いますね。

大谷 大草原にステージを構えるのは初めてですよね。これまでも非常に盛り上がりを見せていたフェスを新たなレイアウトでやっていくところには我々も期待をしています。

堀 昨年の3日目が2万人超えて、そうすると西側だけではパンパンだったんですね。今回は思い切って東側の大草原を新たに使いレインボーステージとウイングステージの2つを置いて交互に進行します。大草原以外のエリアでヒルズステージとガーデンステージを作って交互に進行して、全体として4ステージで、2ステージは常に見れる形になっています。飲食を楽しめるラッキーダイニングや買い物を楽しめるラッキープラザもつくっています。昨年に比べ救護センターを3倍にして、人員を3倍以上に、看護師も増員して冷房完備にして、安全・安心というものも徹底していきます。

大谷 安心して楽しめることも大切ですね。以前から環境面にも配慮されていましたが、環境への取り組みはどのようなものがありますか。

堀 緑豊かな場所でもありますので、グリーンなフェスというところは今後も継続してやっていきたいです。会場の中にエコステーションを作って分別をして、分別をもとにリサイクルして再生容器を使っていたり、あとは地産地消で可能な限り近くでとれた食材を使っていたりと、いろいろな形で取り組んでいます。ゆくゆくは環境負荷ゼロのフェスの運営を目指しているところですね。


ひたちなか市とLuckyFes


大谷 コロナ禍で来てくださいと言いづらい時期もありましたが、今は海浜公園、おさかな市場をはじめとしていろいろな人に来ていただいています。そして今回LuckyFesもまた客層を広げるような形でひたちなか市にチャンスをいただいている。これからさらに外に開かれたまちとして人を呼び込むきっかけをLuckyFesさんと一緒につくっていけたらいいなと思いますね。

 素晴らしいですね。ゆくゆくはLuckyFesにフェリーで来るような形にしていきたいとも思っています。ひたちなか市ってどこからでも入りやすい、オープンな感じになっていて、良いですよね。

大谷 一方でひたちなか市には伝統もあります。勝田地区、那珂湊地区といった地名や、何百年も続くお祭りなど、培ってきたものをひとつひとつ大切にしながら、また新しいものを開いていくっていうことは意識していきたいですね。

 ひたちなか市といえば湊線もありますね。延伸されるって聞いていますが、地方ローカル線では珍しいですよね。

大谷 湊線もチャレンジングなことをいろいろとやらせてもらっています。廃線の危機もありましたが、市民自ら結成した「おらが湊鐵道応援団」の応援活動にも支えられている鉄道です。まちづくりのプレイヤーとしてやっていく、という市民の方々が活発な地域でもありますね。

 LuckyFesのときも阿字ヶ浦の宿泊施設を使わせていただいたり、ひたちなか商工会議所や青年会議所、観光協会にバックアップしていただいたりして、一緒につくっていこうって感じがすごく嬉しいですよね。

大谷 ひたちなか市誕生30周年とLuckyFesの3周年。お互いに相乗効果で盛り上げていければと、この対談もそうですが今さまざまな形で連携させていただいています。また、ひたちなか市にとって非常にありがたいご協力として、LuckyFesのチケットをふるさと納税の返礼品としていただいており、順調に寄付につながっています。本当にありがとうございます。

 ふるさと納税はもっと増えると思いますね。返礼品としてチケットなどを受け取ることに「そういう方法があったんだ」と、ふるさと納税を選択する方も結構いますね。

大谷 また、企業としてもひたちなか市にご寄付いただいておりまして、まちの繁栄のために有効に使わせていただこうと思っています。LuckyFesがこれから縁をつくっていく人たちにとって、このまちがどのように映っていくのか。フレンズ(※)の皆さん方の心に残るように、我々も環境整備を考えながら市民と一緒に盛り上げていきたいなと思っています。

(※)フレンズ…Lucky Fes来場者・観客のこと。

みんなで作り上げるフェスという感じがしますね!


バランスのとれたまち ひたちなか


大谷 堀オーナーはひたちなか市をどういう風にとらえていらっしゃいますか。

 非常にバランスの良い都市だな、と思います。工業もあって、港も漁業もあっておさかな市場もあって、ビーチもあって、かつての射爆場が公園に変わって、豊かで教育レベルも高くて、平和な場所だなと思っています。僕も県央育ちなので、周辺もまた魅力的な市町村があって豊かで良い地理だと思います。

大谷 堀オーナーがおっしゃられたように、我々もひたちなか市のまちづくりってバランスをとっていくってことだと思います。

 いや~本当にバランス良いと思いますよ。

大谷 ひたちなか市は東京からも100キロ以上と距離も離れていますので、地元で働く場も必要だし、都市整備の基盤も割としっかり進めないといけないし、福祉関係もやっていかないといけないし、バランスをとっていくまちづくりなのかなと思います。そういった意味では産業とか農業、漁業、観光なども含めて、ひたちなか市の今のこのバランスに居心地が良いって言っていただける方が増えてきていることに嬉しさもありますね。

 僕は週3回泳ぎますが、笠松運動公園の山新スイミングアリーナにも行くんですよ。あそこすごいですよね。50mプール二つもありますから。そういうね、スポーツや運動施設の充実も素晴らしいですよね。球場もしっかりとしたものがあるし、阿字ヶ浦の海も気持ちよく泳ぐことができて、何でもあるなあって感じですね。

大谷 あわせて、新しいものに対して許容度が高いまちなのかなと思っています。ひたちなか市には虎塚古墳という装飾古墳がありますが、近くに埋蔵文化財調査センターがあって、このあたりは土器とか石器とか、各年代の出土物が途切れなくあるようです。で、考えられるのが、今土着している人たちが使っていた文化があって、気候が良い、過ごしやすいので新たな文化を持った人たちが移り住んできて新しい文化を根付かせて、またしばらくすると新しい人たちがやってきて、という営みが繰り返されてきた土地なんじゃないかと思います。

 新しい方も結構住んでいて、教育レベルも文化レベルも高い印象ですね。それから農業もね、ほしいもが有名ですよね。空と芋畑も綺麗で気持ちよくて。僕も小さい頃よく乾燥芋、乾燥芋と言って食べていたのですが、あの当時の芋と比べたらイノベーションがすごくて……今は、綺麗な色で、さらにおいしいですよね。

大谷 べにはるかという品種の登場も大きいですね。今お芋は本当に好調です。農業もそうですが工業や漁業なども含めた「職」は重要ですね、それから住環境、あとは子育て環境、高齢の方の福祉も含めて、我々は「職・住・育」の近接したバランスをとったまちづくりを進めています。

 ひたちなかへの期待といいますか、良いまちで過ごしやすく、伴走力が高いまちなので、子どもを育てるには一番いいまちじゃないかと思いますね。住んでいる人が羨ましいですよね。うちの子どもはみんな東京で育ったので、本当にこういうところで育てたかったなという気持ちはありますね。

大谷 都会とかいろいろな世界の、その人その人のライフステージの中でピントの合うまちがあると思いますが、ひたちなか市はこういう価値があるまちというのを、もっといろいろな人に知っていただきたいと思っています。そして、人生のどこかでピントが合ったときに、ひたちなかで暮らすのもいいかなとか、ひたちなかに関わりを持っていると生き生きとできるとか、我々も色んな価値づくりや広報の取り組みをしていきたいですね。


誇れるフェスをまちと一緒に育む


大谷 今年はLuckyFesをはじめ、さまざな事業に30周年の冠をつけ、まちを盛り上げて特別な年にしてきたいですね。また、これまでのまちづくりをしっかりと受け止めながら、次の10年、20年と未来のひたちなか市をどのようにしていくのか、より多くの市民と一緒に考える機会にしていきたいです。ひたちなか市は、ここで暮らす人たちがまちづくりの主役だよとか、ひたちなかに関わっているととても居心地が良いとか、生き生きしてるとか、すごく充実しているとか、そういう風に思っていただける、市民にとっての暮らしの舞台・生活の舞台だと思っています。そういった市民にとっての未来のビジョンを具体的に描いていきたいですね。

 LuckyFesの3年目を迎え大草原を使ってのフェスということで、僕らの意気込みは、大草原を満杯にしたい。ひたちなかの素晴らしい土地で家族とともに、あるいは友人、あるいは彼女・彼氏とともに楽しんでいただけるようなフェスを作って、フレンズの喜ぶ姿を見て、音楽に浸りながらおいしいものを食べてアートに触れて過ごす3日間にしたいと思います。

大谷 思い思いのフェスを楽しんで、ひたちなか市の魅力にハマっていってもらいたいですね。住んでなくてもひたちなか市に関わりを持ってもらえれば広い意味で市民だと思っています。LuckyFesはひたちなか市にとって本当に新たな宝というか、新たな価値になっているんじゃないかなと思います。これからの構想や夢も話し合えたので、我々もこの原石を、楽しむとともに大切にしていきたいと思います。

 ひたちなか市民の方には、3日間全部ではなくても1日だけでも来ていただけるとありがたですね。ひたちなか市民の誇りとなるフェスを一緒になって育てていけたらと思っています。

大谷 ありがとうございました。

以上です! お楽しみいただけましたでしょうか?

対談の中でも話があがっていましたが、LuckyFesのチケットはなんと、ひたちなか市のふるさと納税返礼品にもなっています🎫

ふるさと納税×LuckyFM茨城放送(LuckyFes)のnote記事をふるさと納税担当が執筆していますので、ぜひあわせてご覧ください↓↓


これからも成長し続けるLuckyFes × ひたちなか市をよろしくお願いします(* ᴗ ᴗ)⁾⁾ペコリ

締めはLuckyの"L"ポーズでキメッ(`・ω・´)L!!



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